2012/07/17 ~4日目⑧~






ペゲ峯ホテル到着。

入って正面にこの巨大な革命絵画。背景は先ほど訪れた白頭山で、同じ場所に立ったと思うと感慨深い。



行ったことないけど上高地もこんな感じな気がする。エアコンとか無いのにひんやり涼しい。

我が党と我が人民の最高領導者、金正恩同志の輝かしい功績が飾られている。なんか皇室御用達ホテルと似ている。



お土産店。ブルーベリーの羊羹などが売られている。

ホテル玄関からの眺め。


ペゲ峰ホテルの部屋
部屋。

水周りもキレイ。



山登りの後なのでシャワーでも浴びようと思ったが、湯が出ない。
厳しいインフラ事情だろうからやむなしと思い、夏だし水風呂でも良いだろうと思って水シャワーでしのごうとするも、
水が死ぬほど冷たい。死ぬほど! 決死の覚悟でちょっと浴びて洗う、を繰り返し、なんとか風呂終了。
体を乾かしているところにドアを叩く音が。


あぁ、男G2さん。
男G2 お疲れ様です。風呂の事ですが、ヨーロッパ人と順番にお湯の時間を決めます。
えっ、もう入ってしまいましたよ。
男G2 えっ? 入ったんですか? お湯出なかったでしょう。
いやー、かなり冷たかったです。
男G2 山頭山からの山水ですからね。男Gさんも水でシャワー浴びていました。
そ、そうですか。(※あの人も無茶するなぁ・・・)
男G2 この後外でこちらの名物のじゃがいもを焼きますから集まってください。
わかりました。




部屋からの眺め。鳥のさえずりが聞こえるくらいで、とても静か。
北朝鮮のペゲ峰ホテル
ペゲ峰ホテル全景。




ホテルのスタッフがこの地方の名物「じゃがいも焼き」の準備をしてくれていた。別途10ユーロ。



煙がもくもく。しばし待つ。

そろそろできたかな?



上手に焼けました。ビール片手に、じゃがいもに塩を付けて食べる。素材の味を活かした素朴な味。幼稚園の頃こうやって芋をふかして食べたような。この後に別途控えている夕食を気にしつつ、じゃがいもを何個か食べる。スタッフ達にタバコを配り、労をねぎらった。

ホテルの美人スタッフ。学生の時に学級委員長に居たような清楚な感じ。



この美人スタッフに話しかけてみる。


ガムジャ ルr ガッグm モkスmニッガ?
(じゃがいもを たまに 食べますか?)

ジャ~ジュ。(しょっちゅう)

ガムジャ ミイン イシネヨ。
(じゃがいも 美人 ですね)

あっはっは(爆笑
一同 爆笑



韓国語で冗談が言えるくらい成長した事に手ごたえを感じた。
いや、冗談ではなく、ちょっと本心だったけど。女性にお土産のチョコレートを渡すと、
遠慮がちに笑顔で受け取ってくれた。さて、結構食べた後だがこの後に夕食。


男G まだ夕食まで時間がありますから、この辺を少し散歩しましょうか。
いいですね、行きましょう。




奥はさっきまでじゃがいもを焼いていた場所。この後到着するヨーロッパ人団体向けに準備している。


男G さっきの彼女は、物をあげた時に恥ずかしそうにしていたでしょう?
そうですね。
男G こちらでは、そういうのに慣れてない人が多いんですよ。道に迷った人が居て家にその人を泊めても、主人はお礼に
物を受け取ったりしないんです。逆に主人の方が、「私達もこのようにロクに食べ物が無くてすみません。」と言って、
礼儀正しく、素朴です。東方礼儀の国、そういう言葉もありますね。
三池淵と平壌ではちょっと文化が違いますか。
男G いや、ただそういう習慣は、今となっては地方の方が乱れていないという事でしょうか、いわば。
都会は発展しているでしょう?人間の考えも発展していきます。しかし地方は都会化されていませんから
そういう文化が残っているんですよ。文明に破壊されていない文化、といいますか。
良い文化ですね。(※日本も文明の発達により、色々失った物も多いのではないだろうか。)





男G 最近の日本はどうですか?
政権が民主党に変わって、南朝鮮に有利な事ばかりやっています。
男G メグクド、売国奴ですか。
そうですね。我が国も将軍様のような力強い指導者が居れば・・・(※リップS)






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