2016/01/10　～2日目⑤～

地下への入り口の看板。マカオ資本で平壌にカジノが出来たという話。

そのせいか中華料理店も併設されている。

地下へ行くと北朝鮮の唯一の風俗店（マカオ式サウナ）があった。中国資本の経営で外国人のみ利用可。電気が消えており、常時営業しているかは謎。

世界一ディープなプレイスポット、平壌娯楽場。夕方5時くらいだが客の気配がしない。観光中の外国人が戻ってきてからが本番か。

時刻は17:00頃、中に入るとやはり客は居らず、中国人らしき男性ディーラーが2人、女性ディーラーが 2人が居て、全員さっきの看板の人である。中はホテルの一室のようなこじんまりした感じで中は明るいが 文字通り地下カジノな雰囲気。客の居ないカジノではツキの無い時のプレイ中の様子見ができないので 基本的にプレイしないのだが、そうそう来れる場所でもないので今回はやらざるを得ず、キャッシャーで 80$をチップ8枚に交換。現在羊角島カジノで使用可能な通貨はUSドルと中国元のみとの事。 こういう事情があったので今回ユーロは持参しなかった。

テーブルは全部で5台程、トランプ4台とサイコロの大小1台。スタッフに確認してみたがルーレットは無い。 迷う事無く去年マカオで慣れ親しんだ大小の台に着席。若い男性ディーラーと1vs1で、ブラマヨ小杉似の ベテランらしき男性ディーラーが側で眺めている。他に客は居ないので私が賭けないと場は動かない。 一応それまでの出目表が最後は小で終わっていたので、まずは小に掛けてみる。チップを小の所に2枚 置くと、ディーラーがカバーで覆われたサイコロを機械のボタンを押して回し、確認。結果は・・・ 中国語のディーラーの掛け声と共に、小。好スタートを切る。

BGMは無く、静まり返った店内で淡々とゲームが進んでいく。出た目と同じ目に2枚づつ張っていくやり方で 賭けるものの、2回、3回、4回と逆の目が出てしまい、5回目でやっと1回勝利。 チップは8枚→10枚→8枚→6枚→4枚→6枚という流れでこう着状態に。これ以上やっても埒が明かないと 思って最後の賭けへ。大で最後勝ったので6枚全部を大にMAXBET！ 結果は・・・

大！ まさかの大勝利。チップ6枚から12枚になり、更に続けて大が2回来て20枚に。次に1回負けて18枚。 これ以上やったら負けると思い、ここで終了。キャッシャーにチップを持っていくと、係の女性が私のチップを 2枚指して、「ユーアー　ラッキーメーン、チップOK？」と笑顔で申し訳無さそうに言ってきた。 ツイてるからちょっとくれ、という事だが、全然OKじゃないけど客もほとんど来て無さそうだし少しかわいそうに なったので、仕方なく1枚だけあげておいた。帰り際、小杉に質問してみる。 私 ＜ Are you from Macau？ 小杉 ＜ No, China. マカオからではなく中国本土から来たと言っていた。もはやどういう資本で運営されているのかは謎。 とりあえず約10分程で100$ゲット、いつになくシビアなタイマン勝負となった。

私の大小の相手をしてくれたのは右の男性。羊角島カジノは勇気ある革命的ギャンブラーの訪問を待っている。

1Fで待っていた彼らの元へ戻り、そのテーブル席に無言で座る。

男G4	＜	早かったですね、どうでしたか？
私	＜	・・・。
男G4	＜	？
女G3	＜	？
私	＜	ご祝儀です！

と言って、10$ずつ2人に渡す。

男G4	＜	おぉー 良かったです。
女G3	＜	ありがとうございます～。
私	＜	客が居なかったので早めに切り上げました。
男G4	＜	カジノはよく行かれるんですか？南にもウォーカーヒルという大きいカジノがあるとか。
私	＜	よくご存知で。
男G4	＜	そういうの好きなお客さんが居るんですよ。

車に乗り込み、車で待機していた運転手にも$10を渡す。

男G4	＜	ところで、さっき何と言いましたか？祝儀？とかなんとか。
私	＜	あぁ、ご祝儀ですか。
女G3	＜	こちらではそうは言いません。こういうときはブジョ（扶助）と言います。
私	＜	勉強になります。

さて、最近米国人の大学生が労働教化刑15年の判決を受けたが、おそらくこのホテルの 秘密の階である5階に潜入を試みたと思われる。日本政府や親に迷惑をかけたくないなら 不用意な行動は慎んだ方が良い。泊まっている部屋の廊下から普通に行けるとの話だが、 仮に見つかったら全力で道に迷ったアピールで乗り切るしか無さそう。 夕食の為、高麗ホテルへ。

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