凍土の共和国 2019 3日目③

2019/01/12　～3日目③～

清流館到着、今まで来た事のなかった場所。

4人で着席。

冷麺と共に白菜キムチを追加しようとすると、「無い」との事。
共和国の店でキムチが無い店は初めてだったのであっけにとられていると、
運転手同志が席を立って退出した。

しばらくすると、彼が大きめのタッパーに入れたキムチを持ってきた。
妻のお手製との事で、ありがたく頂く。こっちの人は普段からキムチを
持ち歩くのだろうか。

キムチをつまみつつ一杯。良い感じで熟成して美味。

私	＜	清流館も旅行者はよく来ますか？
男G5	＜	いえ、あまり来ないです。オプションですから。
私	＜	冷麺が有名では？
男G5	＜	こちらで有名なのは神仙炉ですね。冷麺はそれほど評判では無かったんですが、玉流館の料理人が来てから美味しくなりました。

燻製料理。

なかなかイケる。

私	＜	それにしても日本人客が増えて良かったじゃないですか。
男G5	＜	他の国の旅行者に比べたらまだまだです。
男G6	＜	日本人が南朝鮮には年間300万人が訪れるそうですけど、我が国へは300人ですから（苦笑）。
私	＜	そうですね・・・（情勢を考えると真っ当な数字だろう）。
男G5	＜	私、騙されたんですよ、大学の先生に。
私	＜	？
男G5	＜	私は本当は大学に入る前は違う仕事をしていたんだけど、大学の先生に呼ばれて、こう言われました。
私	＜	ほぅ。
男G5	＜	これから日本と国交ができて日本人がたくさんくるから、日本語の仕事は山ほど増える、と。
私	＜	金丸さんの頃ですかね。
男G5	＜	はい、けど未だに全然ダメです。

彼らの仕事が少ないのは決して彼らの頑張りが足らない訳ではない。
仕事が増えるかどうかは偉大な金正恩元帥の采配ひとつにかかっている。
超安全ながらも超スリリングな国、コスパは超最悪だが他の国には無い
魅惑の黒い輝きを感じる。

玉流館と大体同じ味。

冷麺も玉流館と大差無し。

ここに神仙炉以外で来る必要は無いかも。
逆に何らかの事情で玉流館に入れない場合は
こちらに来ると玉流館とほぼ同じ冷麺が楽しめる。

よもぎ味のアイスで締め。お会計50ドル。

出立。

外に出ると、近くに居たおばさんが男G5に駆け寄ってきて外国製タバコ（Spirit）を売ろうとしたが
同志がやんわり断っていた。

男G5	＜	彼女が「良いタバコあるよ」と言ってきたんだけど、私達は今もっと良いタバコを吸っていますからね（※得意げ）。
私	＜	そうですね（笑）。

北朝鮮において最強のタバコ「セブンスター（ソフトパック）」を彼らは吸っている。
それ以上に良いタバコなどあろうはずも無い。このまま徒歩で移動。

体育館。

楽園百貨店が見える。

男G5	＜	昔我が国に物凄く強い有名な卓球選手が居て絶対に負けないと言われていたんだけどある時負けてしまって、それを見てショックで4人程死にました。
私	＜	ほぉ・・・（※↑選手名忘れた）。