2015/11/14 ~2日目④~




朝の静かな感じとは違って夜は中国人でいっぱい。

ショッピングもバッチリ。ヴェネチアンマカオまで行って買い物しなくてもここで十分な気がする。


ウィンマカオに来たもう一つの目的は、Wynn The Signature Shopでお土産のカジノグッズを手に入れる事。
だが探してもそれらしき場所がどこにも無いのでスタッフに聞いてみると、日本語を話せる東南アジア系の
スタッフが出てきてわざわざ広いホテル内の通路を一緒に歩いて案内してくれた。日本で日本語を勉強した
というフィリピン人スタッフで、色々とその時の話してくれた。感謝の気持ちで少しチップを渡そうとすると、
頑として受け取らない。世界を旅してこういうのを受け取らなかったのは彼くらいのもの。なので余計印象に
残る。さすがは一流ホテルのウィンマカオ、雰囲気は今回廻ったホテルの中で一番上質な雰囲気だったので
金があればここに泊まりたいと思う。元大王製紙の井川氏がここにハマったのもなんとなく分かる気がした。

さて、お目当てのウィン・ザ・シグネチャー・ショップだが、そのスタッフの話によると少し前に規模が縮小して
しまったとの事で、ホテルのアメニティーはあるもののカジノグッズは無かった。残念。


ここはトランプ系のエリアとは別に大小やルーレット等のエリアが存在し、ひとまずルーレットのテーブルに
着座。客は他に中国人2名、フロア自体は賑わっているがルーレットには客が少ない。ここのルーレットは
最低投注(最小BET)が100HKDで極めて良心的、他は200、300HKDなのに比べて初心者も遊びやすいと
言える。ルーレットだけするなら台は多くないがウィン・マカオがオススメ。

プレイしてみるものの、いつも通り最初は流れに乗れず少しチップが減ったので次は大小へ。ここの大小の
最低投注がセレブ設定の500HKD=¥8000円、さっき少し負けたのを取り返す為、客が付いている所でBET
するもいきなり敗退。さすがに一瞬で8000円ロストは痛すぎる・・・、マイナス1000HKDになったのでさらに
1000HKDをチップに交換して再チャレンジ。様子見に様子見を重ねて流れを読み、なんとか1勝。客が居ない
テーブルの結果表を見て最後に出ている出目と同じ物に賭けて2勝1敗。客が居ないテーブルの大小は既に
サイコロを回して後は蓋を開けるだけの状態でディーラーが待機する為、客が賭けた瞬間にディーラーが
結果を確認するだけとなり勝負が一瞬。命からがら+300HKDまで浮上し、丁度夕食時になったのでここで
終了。

週末価格だったのかもしれないが大小をやりたいならここは高すぎるので、一般人は100HKDから賭けられる
リスボアの方が良いだろう。セレブな方々にオススメなのは、マカオなら間違いなくここウィンマカオ。


マカオ夜景
一日中色んなカジノで過ごして気付いたら夜。

宿泊しているリスボアのポルトガル料理の名店「ギンショ・ア・ガレラ」。


店はシックな雰囲気で照明が暗く、非常に静かで落ち着いた雰囲気。
中に入れば例えどんな馬鹿でもここは格式のある店だと分かるはず。

前菜、スープ、魚、肉、デザートで頼もうとしたら美人スタッフが英語で
「too much(多すぎ)」とアドバイスしてくれたのでデザートはやめておいた。
前情報で確認済みだが、ここは1品1品が多い。


マカオのバナナバター/Macau Banana Butter
温められたパンが出てくるのは一流店の証明。手前右がバナナのバターで、これがほのかな甘みで最強美味。
日本の通販では見当たらないが、なんとか手に入れたい。
傳統葡式魚湯
傳統葡式魚湯。あっさりシーフードスープはほんのり甲殻類の旨み。


Bacalhauバカリャウのフライ炸馬介休配蘆筍炒蛋
炸馬介休配蘆筍炒蛋はバカリャウのフライ。白身魚のフライでシンプルな味付け。発音はバカリャウではなくバカラゥと店員は言っていた。
GuinchoAGaleraギンショ・ア・ガレラの牛ステーキ葡式牛八配紅酒香蒜牛油汁
葡式牛八配紅酒香蒜牛油汁はボリュームたっぷりのビーフステーキ。日本のフランス料理より凝ってて旨いかも。まさか中国でここまでの物を食べられるとは思っていなかった。


カジノで勝ったらならこういう店で勝利の美酒に良いたい。この店は2品頼めばお腹一杯になるので
頼みすぎ注意。またリピートしたいと思った。


18サウナ十八桑拿金龍酒店
食後は一日の疲れを癒やす為、マカオで最も有名な浴場「18サウナ」へ(男性限定)。


マカオで一番有名かつ規模が大きいのがこの18サウナで豪華絢爛なショーが売り。ショーの観覧だけなら
500HKD程度だがそれ以上だと大体250HKD以上かかる。まずは入り口付近の着替えロッカーに通され、推定
フィリピン人の男性が笑えるくらい流暢な日本語で説明してくれる。ロッカーにて受付後、そのまま靴と服を
そこで脱いで着替え、ゴムスリッパを履いて浴場へ。ここが日本と違う所で、素足がみんなが通る床に触れる
事無く浴場と行き来できるので水虫の心配が無く、サウナに関してはマカオが日本より圧倒的に優れた衛生
観念と言える。

中は日本の大型サウナ店並みに広くて設備も大差無いのだが、それだけで終わらないのがマカオ、夕方から
1時間おきに行われるショーが圧巻の一言。中国をはじめ、東南アジア+東欧の水着女性約100名がずらっと
並ぶ。他に多く居た日本人男性客も我先にとショーを見に来ていた。よく見たら昼間MGMで大小をやっていた
若い日本人男性も居て、日本から遙か遠くに来たにも関わらず他にも日本人が多くいて、妙な一体感を感じて
笑えた。日本男児、皆考える事は同じである。

注意点としては、浴場から移動する際に女性が2人がかりで強引にガウンを着せようとしてくるが、これをして
もらうと100HKDのチップを要求してくる。自分で着ればお金はかからないが強引に着せられるので、もしも
引っかかった人は50HKDくらいにしておけば良いかも。あと浴場内の床はかなり滑るので、必ずスリッパを
履く事。日本と違うので慣れない習慣かもしれないが、履かずに歩いていたら、「滑って頭打ってマジで死ぬ
から履いとけ」、と英語で男性スタッフがアドバイスしてきた。

こことは違って打令(だーりん)という有名な浴場があり、香港・マカオでは「打令で遊ばずして死ぬ男は馬鹿」
という有名な言い回しがあるようだが、18サウナで遊ばずして死ぬ男も馬鹿、と言ってしまっても良いだろう。
男性なら一度は見ておいて損は無く、見るだけで帰れたら僧侶になれる素質はあると思う。※カード可

ここ金龍酒店にはカジノも併設されているが、ディーラーも居るものの他のカジノに比べたら設備や雰囲気は
温泉地のゲームコーナーというような感じ。ここはやはりお風呂メインだろう。フェリー乗り場から近くてリスボア
より少し安いが、セナド広場等の観光地は少し遠くなる。旅の宿泊先候補にご検討どうぞ。



身も心もスッキリした後は、いよいよこの旅のラスボス戦へ。






→カジノ・リスボア(葡京娯楽場)へ