2012/07/18 ~5日目⑤~






NK-POPのライブショー。

みんなかわいらしいけど一番左の人が超気になる。



美しい歌声で駿馬処女を歌う彼女。ただただ見とれてしまう。

"崔恩順"同志の華麗な朝鮮歌謡ソロ。


北朝鮮のカレーライス
またもカレーを出してくれた。ちょっと味薄いけどケンチャナヨ。こんな具の多いカレーは本当に日本の店で出てこない。一体どういう事か。

隣は白人のご夫婦。夫婦で北朝鮮旅行??? 男Gが「せっかくですから英語で交流しますか?」という事で、おじさんをこっちに連れてくる。こんなところで思いがけない国際交流。


以下、英語を日本語で記す。


Hi, nice to meet you. どこから来ましたか?
オーストラリアです。
私は日本から来ました。何故この国へ?軍人とか多いし怖くないですか?
ん~、例えばニューヨークや東京は人々が忙しく動いていてゆっくりできないけど、
ここは自然も多いし時間がゆっくり流れている。(※そ、それだけの理由でここへ・・・?)
私は船乗りで、タンカーに乗っている。1回海に出たらなかなか帰って来れないし、その分休みは
長いから妻とゆっくりしたいんだよ。君はなぜここへ?
料理も美味しいですし、軍人がたくさん居たり、ちょっと珍しいですから。あと女性もきれいですね。
Ha Ha Ha, yes yes.(小声で→)そうだね、そこにワイフが居るから大声では言えないけどね。
はっはっ、そうですね(笑)。



1年前の別の旅行者による動画。タイミング良く私の撮影シーンも同じ(笑)。どうやらここの看板娘の模様。イイネ!


彼はオーストラリアから来て、自然が多く時間がゆっくり流れるこの国が好きと言っていました。
男G そーですか。
私も同じで、そういう理由で南朝鮮に行きたいとは思いません。
男G 南朝鮮には行った事ありますか?
無いです。日本に似ていますから。
男G そうですか?また違った朝鮮民族の形を見られるかもしれませんよ。
(※米帝資本主義に毒された傀儡政府の退廃文化なんて見ても仕方ないですよ!
・・・とか言われるかと思ったが、意外にもあまり否定的では無かった。 彼らは極端に
思想を押し付けるような事はしてこない。)


とりあえずお約束でこの動画の女性に結婚を申し込んだら、笑顔で「待っています」と言われた。
また来ねばなるまい。店員さん達と記念写真を撮り、店を後にした。


来て良かったです。共和国と言えば日本では喜び組ですからね。
男G 良かったです。喜び組はこちらではキップムニョ(キップムジョ)と言いまして、あれは将軍様のものですから
ちょっと違いますけどね。(※そうだったのか。)
こういうのが見られるのは外国人だけですか?
男G そんなこと無いです。こちらでも今こういう店が増えてきているんですよ。
(※ちょっとは娯楽も増えてきているのかも。)



小雨の中、男Gと2人でピョンヤン駅へ。

革命の夜明け? 大型モニターの光が駅を照らす不思議な一枚。


北朝鮮の雨のピョンヤン駅
ピョンヤン駅。肖像画取り付け作業中の為、肖像画が無いレアな画。


スローガンの文字が光っていませんね。
男G そーですね。いつもは光っているんですけど。
後でもう一度見に来ましょう。



国家の首都の駅でさえこの規模。だがそれが良い。社会主義の哀愁こそがこの国の醍醐味。

軍人漫才? 駅前の大型モニターで映し出される先軍バラエティ番組。カタすぎる。


北朝鮮の大同江ビール
高麗ホテル1F正面左奥のレストランで時間をつぶす。男Gと私2人。


なかなか日朝関係が良くならないですが、日本をどう思いますか?
男G 日本はもう終わった拉致問題を蒸し返したりしています。過去の戦争犯罪に向き合って、植民地支配について
謝罪すれば、すぐ良くなると思いますよ。
そうですかね・・・。(※彼の意見は去年と変わらない。)





店を出ようと会計しようとすると、男Gが「ここは私が出します」と言ってきた。
彼は仕事なのに自腹を切らす訳にはいかないと思い、遠慮して私が払おうとしたが彼は譲らず、
「ここは私が」「いやいやここは私が」みたいな日本の会社員が一杯やった後のやりとりをした。
あまり断るのも失礼なので、結局ご馳走になった。これが"同志愛"という物だと解釈しておく。

この後ホテルから平壌駅を眺めたが駅のライト全灯は拝めず、これにてお開き。






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